真夏の市街地で星雲・星団を見てみた(Vixen R130Sf)


天体望遠鏡のお話です。

今年6月に、天体望遠鏡「Vixen ポルタⅡ R130Sf」購入しまして、公害だらけの福岡の市街地で夜空を楽しんでいます。

月・土星・火星は、上記の望遠鏡で簡単に見ることが出来ました。

月がよく見えるのは当たり前として、土星も200倍超の倍率で見ても、初心者の私的には十分満足でした。火星は、さすがに、小さくていびつな形の赤い丸にしか見えませんでしたが・・・。

そして、次に見てみたくなるのは、「星雲・星団」と呼ばれる天体です!!

(※上の写真は、無料写真素材サイトの「写真素材 足成【フリーフォト、無料写真素材サイト】」さんから、ダウンロードさせていただきました。私が撮った写真ではありません^_^;)

明るい市街地の空で見える「星雲・星団」もあります!

結果から申しますと、天体望遠鏡初心者の私でも、見つけられる星雲・星団もちゃんとありましたよ。

有名なM8(干潟星雲)M6M7。私が見ることのできた星雲・星団です。

さっぱり素人な私が、大変参考になった本

月くらいはおもちゃの望遠鏡で覗いたことがことがあっても、「星雲・星団」となると、どう見ればいいものか、初心者の私にはさっぱり分かりませんでした。ただ、望遠鏡を使う環境は、都会の明るい夜空ですから、暗い「星雲・星団」となると、あんまり期待はできないな、ということは素人の私にも分かっていましたが…。

初心者向けの「星雲・星団」本を参考にしました

今の季節はどんな「星雲・星団」を見ることができるのかすら分からない私は、一冊初心者向けの本を購入しました。「星雲星団ベストガイド―初心者のためのウォッチングブック」という本です。

この本は、まず、天体望遠鏡の基本的な使い方や、天体観測のしかたなどを、初心者にわかりやすく説明しています。

そのあとに、「初心者向け星雲星団ベスト16」と題して、初心者におすすめの「星雲・星団」を16個。

続いて季節ごとの主なおすすめの「星雲・星団」が紹介されています。全部で70個余りの「星雲・星団」が紹介されています。

天体一つにつき、見開きの2ページを使って分かりやすくまとめられています。天体写真と、天体の説明、位置や探し方、はもちろんなのですが、非常に参考になったのは、「天体望遠鏡の口径と倍率別に、市街地と山間地では、それぞれどのように見えるか」という見本の写真が載っているところです。

たとえば、同じ天体を、

  • 口径8センチ50倍で「市街地で見た場合」と「山間地で見た場合」
  • 口径20センチ200倍で「市街地で見た場合」と「山間地で見た場合」

という風に、どの天体にも4通りの見え方の見本写真が付いているのです。これは大変いいです。

自分の使う望遠鏡でも見れそうな天体を「見え方の写真」を参考に選ぶことが出来ますし、またその写真を頭に叩き込んで目的の天体を探せば、「コレだ!」というのが分かり、大変役に立ちました。

今のところ、この本を参考にして私が見た天体は、M8(干潟星雲)M6M7の3つ。星図を見ながらなんとなく探したのではさっぱりどれか分からなかったこれらの天体ですが、この本のおかげで、3つ立て続けに見ることが出来ました。

市街地でも星雲・星団を見てみたいという初心者の方」には、おすすめの一冊ではないかと思います。

星雲星団ベストガイド―初心者のためのウォッチングブック

肝心の、市街地での星雲・星団の見え方について

さて、星雲・星団が見えたと言っても、入門機種の望遠鏡で、市街地でどの程度見えたのでしょうか。

結果は、上記で紹介した「星雲星団ベストガイド―初心者のためのウォッチングブック」という本の「市街地での見え方の見本写真」とほぼ同程度には見えました。予めそこそこ見えそうな天体を選んだのですが、ちゃんと見えました(^^)

見つけた時は「おぉ~~」という感動が。とても美しく神秘的な姿に大変感動しました。

M8(干潟星雲)

この星雲は、星団と星雲が重なった感じの天体で、上記の本でも「初心者におすすめの天体」の第3位にあげられている見やすい天体です。

実際、福岡の市街地の明るい空では、星雲の部分はまったく確認できませんでしたが、星団部分は星がたくさん集まっている様子がしっかり確認できます。

M6・M7

この二つの星団は、比較的近くにあり、続けて見ることが出来ました。どちらもよく似ているのですが、M6の方が星が中心部に密集している感じでしょうか。宝石箱を覗いているみたいで、とてもキレイです。

3天体(M8・M6・M7)を見た倍率について

使用した天体望遠鏡は、口径13センチの「Vixen R130Sf」。どの天体も、低めの倍率33倍で見るとキレイでした。さらに2倍の66倍で見てもとてもキレイです。103倍では視野が狭くなり全体を見ることが出来ず、206倍だと暗くて何を見ているのか分かりませんでした(汗

星雲・星団を見るのには、やっぱりある程度の慣れが必要かも…

普段あまり夜空を見ない人が、ある日思い立って天体望遠鏡を出してきて、「星雲や星団を見よう」と思っても、やはりなかなかすぐには難しいのではないかと思います。毎日星空を気にしていると、星座の位置もだんだん覚えてきますし、「今日はすごくよく星が見えるな」なんてことも分かります。肉眼では確認できない天体でも、「位置を覚えた明るい星」を目印に、目的の天体の大体の位置の見当がつくようになります。

天体望遠鏡も、ファインダーを覗いたときに、空での距離感が分からなかったりしたのですが、そういうのもだんだん慣れてきます。やっぱり何回も繰り返して使うことで、目的の天体にたどりつくのが早くなると思いました。

目的なく、夏の天の川の方向を見ているだけで楽しい♪

上記の3天体は、すべて天の川の中にあります。市街地の空では、暗さに目が慣れてきても、「天の川」がどこにあるのかはさっぱり分かりませんが、望遠鏡を向けてみると、肉眼で見えない星がたくさん見えます。

最初は「この星団を見たい!」と探すのは少々大変なので、低い倍率で天の川をボーっと眺めて見るのもいいと思いました。最初はこれだけでも相当楽しいです。天の川の方向はただでさえ星が多いのですが、時々不意に星の固まりに出くわしたりして、ハッとします。それが「なんという星団なのか?」ということが分からなくても十分楽しめると思います。

時間をかけてじっくり見るのがおすすめです。暗さに目が慣れてきて、本当にたくさんの星が見えるようになります^^

おまけ:素人の私が夜空を見るのに非常に役に立っているAndroidのアプリ

もう一つ、私が夜空を楽しむのに欠かせないツールがあります。

それは、Googleの「スカイマップ」というアプリです。

見たい方向の星空がパッと調べられる

スマートフォンでもタブレットPCでも使えます。このアプリは、GPS機能と端末の電子コンパス機能を使って、現在地(任意の位置を手動で設定することも可能)の、端末を向けた方向の星空を見ることが出来ます。

月・太陽・惑星・星座・星雲星団・流星群等の位置をすぐに調べることが出来ます。見たい空の方向にスマートフォンやタブレットを向けて、実際の星空と見比べながら星が天体が探せるので非常に便利です。

外に持ち出すのにもスマートフォンやタブレットならコンパクトですし、暗い場所でも見やすいです。天体望遠鏡の傍らに置いて、天体の位置を確認するのに使っています。(暗さに慣れた目に刺激を与えないように「夜間モード」という暗い画面に切り替えることもでき、すごくいいです。)

天体望遠鏡を使わない時でも、ふと見上げた夜空の明るい星がいったい何なのか?今日の月はどんな形?など、気になったことを簡単に調べることが出来て本当に便利です。

タイムトラベル機能で過去や未来の星空も分かる

タイムトラベル機能を使って、昼間にその日の夜の星空を調べたり、数か月先の夜空にはどんな星座がみえるのか調べたり、あるいは過去にさかのぼって星空を調べることもできます。

天体観測の計画を立てるのにもとても便利です。

無料のアプリでこれだけ使えれば十分♪

この「スカイマップ」は、もちろん無料のアプリです。他にも天体観測に便利な有料のアプリもありますが、今の私にはコレで十分。

ただ見るだけでも、とても楽しいアプリです♪

最後に 私が使っている「ポルタⅡ R130Sf」と「2倍バローレンズ」

使いやすい経緯台と、お手頃価格で大き目口径が魅力「ポルタⅡ R130Sf」

手持ちのアイピースを使って倍率を2倍に

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2 Responses to “真夏の市街地で星雲・星団を見てみた(Vixen R130Sf)”

  1. 藤本 より:

    こんにちは!

    めめさんが紹介されていた「星雲星団ベストガイド」買っちゃいました。
    このブログから直接アクセスしてamazonから♪

    結構詳細に載ってますね!
    M78星雲のウルトラの星と言う洒落たユーモアもありましたし!
    幼い頃ウルトラマンを良く見ていたのを思い出します。

    この本で実際の星雲の見え方が良く解ったので次は実際探してみたいと思います。

    明日は車で1時間位の所にある「るり渓」って言うアウトドア施設に遊びに行ってきます!
    紅葉観覧とバーベキュー、そして夜は天体観測します。

    そこにはプラネタリウムと望遠鏡完備の個室天体観測ドームがあるんですよ♪
    ドームは当日予約制で(4基ありますが)行ってみないと予約が取れるか分かりません。

    広場もあって、自分の望遠鏡も持参して星空散歩してきますね~。
    寒いので完全防寒対策して行かねば・・。(^^;

    • めめ より:

      藤本さま
      こんばんは。アイソン彗星は残念な結果になりましたね。。。まさかの消滅、、、だなんて。。。
      「星雲星団ベストガイド」は本当に役に立ちます!記事を読んで購入してくださったなんて、本当にうれしいです(*^^*)
      逆に、私のような素人レベルだと、あの本に載っている「星雲・星団」以外は難しいのではないかと思っております。。。
      るり渓にお出かけなんですね!ここのところ急に寒くなりましたので、くれぐれも風邪などひかれませんようにお気を付けください。
      でも、寒い方が空気が澄んでいて星はキレイに見えますね。羨ましいです。。。
      広場で望遠鏡となると、家のベランダとは違って、全方向(天頂も)好きな方向の空を見れるので本当にいいですね。私もいつか絶対行ってみたいです。
      どんな星が見えるのでしょうか?!またご報告お待ちしております!!

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